フルミスト点鼻液について

・鼻にスプレーをするタイプのインフルエンザワクチンとなります。

・欧米では2003年にアメリカで承認され、2011年にはヨーロッパでも承認されました。日本でも2024年度に承認されました。注射と同様に広く使用されており、安全性・有効性共に確立されています。

・2歳~18歳の方が対象となります。

【フルミスト点鼻液の良い点】

・痛くない

鼻腔内にスプレーを噴霧するだけですので、痛みがありません。

・接種回数は1回

年に1度の接種で効果が1年ほど続きます。小児では特に効果が持続します。

・予防効果が高い

フルミスト点鼻液は粘膜の表面に直接免疫を成立させるため、皮下注射のワクチンよりも予防効果が高いと言われています。もちろん、必ず感染を予防するものではありません。
接種後2週間ほどで効果が得られます。

・流行の株以外に対しても効果がある

フルミストは生ワクチン(病原性の弱い生きたワクチン)で免疫を作ります。そのため、流行しているインフルエンザとフルミストに入っているインフルエンザの株が違っても発症を軽症化させる作用があると考えられています。

【フルミスト点鼻液の副反応】

・30~40%の人で接種後3日~7日までに鼻水・鼻閉・咽頭痛・咳などの感冒症状が、数%の方で発熱が出ることがありますが、数日で改善します。

・まれではありますが、アレルギー反応や免疫応答による重たい副反応を起こす可能性がありますが、これは他のワクチンと同様であり可能性は否定できません。

【フルミスト点鼻液を接種ができない人】

・2歳未満、19歳以上

・卵白、ゼラチンに対して重度のアレルギーがある方、アナフィラキシーの既往がある方

・重度の喘息を有する、または1年以内に喘息発作を起こしたことのある方

・アスピリンを内服中の方

・明らかな熱のある(37.5度以上)の方

・妊娠している方

・重度の免疫抑制者と同居している場合は注射ワクチン(不活化ワクチン)を勧めます。