鼻水が出る

鼻水は体を守るうえで大事な働きをしています。

風邪を引いたときなどに鼻の中に入ったウイルスや細菌を外に出そうと鼻水が出てきます。

また、鼻の粘膜は鼻水で覆われていて、吐く息に湿度や温度を与えたりしています。

毎日1~2Lが産生されますが、ほぼ意識することはありません。

ここでは、鼻水の原因としての風邪(急性鼻炎)、アレルギー性鼻炎、について説明します。副鼻腔炎については〝鼻がくさい〟の項目で説明します。

鼻がくさい

風邪による鼻水と副鼻腔炎の鼻水の違いの一つとして鼻水が臭くなることがあります。

副鼻腔といって鼻の奥や、左右に広がる上顎洞というところに膿がたまると自分でくさいにおいを感じることがあります。

周りはわからないことが多いです。この場合はレントゲンやCT検査を行って副鼻腔炎の有無を調べることが大切です。

当院ではレントゲン撮影ができます。CT検査が必要な場合は他院と連携していますので当院で予約を取ることができます。検査結果を当院で説明させていただきます。

また、子どもの場合は知らずのうちに鼻に異物をいれてしまい、親が子どもの鼻がくさいとわかることで来院することがあります。

今回は副鼻腔炎と鼻腔異物について説明します。

においを感じない

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎でもにおいを感じなくなりますが、特発性といって原因がわからないことも多くあります。

鼻の粘膜に炎症が長い時間及ぶとにおいを感じる細胞が広く障害されて完全に治らないことも多いです。

高齢者の場合、認知症の初期症状のこともあり注意が必要です。

今回は嗅覚障害について説明します。

鼻血が出る

ほとんどの場合、鼻を強くかんだり、鼻をいじったりすることが影響します。

出血が起こった後は少しの刺激でも再度出血をしてしまうことがあります。

トイレでいきんだ時、洗顔時、鼻を上から押したときなど無意識な刺激でも起こります。

今回は鼻出血症について治療方法を含め説明します。