原因
ウイルスや細菌によって起こります。
風邪を引いて喉が痛くなることがあると思いますが、この場合はウイルスのことが多いです。
しかし、体が弱っているときに喉に元々常在している菌がここぞとばかりに悪さをしてくることがあります。これが細菌による感染です。
症状
喉の痛み、飲み込みの時の痛み、頸のリンパ節の腫れ、発熱などがあります。
治療方法
風邪の項目でも説明していますが、症状出現から4日未満であれば痛みに対しての内服が一番効果的です。
ここで抗生物質を体内に入れると正常な細菌まで殺してしまう可能性があります。
しかし、4日以上経過しているとウイルス感染から細菌感染に置き換わっていることも考えます。
喉の所見も併せ適切な抗生物質を使用して経過を見ます。
大事なことは、出された薬は飲み切るということです。
飲み切らない場合、一時的に改善しますが再燃し、さらに症状が悪化してしまうことがあるので注意しましょう
食事がとれないくらい痛い場合は早めに受診をしましょう。食事がとれないのに薬を飲んでも効果がないからです。
その場合は適宜点滴のできる病院にご紹介させていただきます。
日常生活で気をつけること
風邪と同じく、体を温めて静養することです。
栄養ある食事をとり、薬を飲みぐっすり寝ることで少しでも早く回復することを目指します。
喉が痛いとき、熱が高いときは両側の頸や後頸部に冷シップを張ると、その部分には大きな血管やリンパ節がありますので症状が少し楽になります。