原因

アレルギーは、アレルゲンというアレルギーの原因となる抗原が体に入ることで、それを異物ととらえた体が抗体を作ることで様々な症状を引き起こします。

スギやヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどの季節性アレルギー鼻炎と、ダニやハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎があります。

症状

3大症状があり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。倦怠感や意欲の低下、頭が重い、耳や喉や目のかゆみなどが出ることもあります。

治療方法

花粉の飛散が始まる1~2週間前から薬を飲み始め、シーズン終了まで続けることが大切です。

鼻水を止める薬、鼻づまりを止める薬などアレルギーの薬は種類も数も多くあります。

一人一人合う薬が違うこともありますので試しながら合う薬を探すことも大切です。

当院では今後、舌下免疫療法も取り入れていきます。ご相談下さい。

日常生活で気をつけること

〝スギ花粉症について〟

秦野の場合、スギ花粉症では、1月の下旬くらいから花粉の飛散が始まり4月の後半まで続きます。桜が咲く頃に症状が楽になっていくと思われます。

遅くとも節分(2月3日)までには来院し内服を始めておくと楽かも知れません。

花粉の時期は屋内外にかかわらずマスクをすることをお勧めます。

外出時の上着は生活をしている部屋以外で着替えることをお勧めます。

上着は前を合わせて着ましょう。

帰宅時はうがい、洗顔、手洗いをしましょう。

洗濯物などを外に干さない、窓を開けっぱなしにしないようにしましょう。

室内を時々水拭きしましょう。

不規則な生活をしないようにしましょう。

〝ダニについて〟

ダニはアレルギーの原因物質で最も多いといわれています。

ダニは布団、カーペット、布製のクッションやソファ、ぬいぐるみなどに多いですが、大半は布団からといわれています。

布団のダニを退治するには布団干しが効果的です。干した布団の表面を掃除掛けするとダニが除去できます。この時、布団の表面をたたくとダニの死骸を細かく砕き拡散させてしまうので逆効果です。

干したらたたかずに掃除機をかけましょう。

シーツは週に一回ほど洗濯をしましょう。

他にも、

①1平方メートルを20秒以上かけてゆっくり掃除をする。

②何度も掃除機を往復させず、ゆっくり時間をかけて縦横に動かすようにする。

③カーペットの使用を避ける。

④室内に洗濯物を干すときは、エアコンで除湿して湿度が挙がるのを避ける(夏場)。

⑤晴れた日は室内の換気に心がける。(10~14時頃が最適)

これらのことに気をつけながら生活をすることが効果的となります。