原因

胃酸や胃の内容物が食道に逆流することで、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。

早食い、暴飲暴食、脂肪の多い食事、就寝前3時間以内の食事、喫煙、過度なアルコール摂取、前かがみの姿勢、おなかに力を入れたりすることも原因となります。

症状

胸やけや胃もたれが多いですが、喉の違和感を示す逆流性食道炎の方ではその50%の方に胸やけや胃もたれはなかったという結果が出ています。

つまり、自覚症状がない方も多いです。

また、夜寝ているときに咳が出たり、日中の声がれ、喉の違和感を生じます。

治療方法

診断的治療としてPPIという胃酸を抑える薬を使用して経過をみます。

症状が治まるようであれば逆流性食道炎の疑いが強くなり、消化器内科へ胃の内視鏡を依頼することもあります。

日常生活で気をつけること

症状の改善にはまずは日常生活の習慣を見直すことが必要と考えます。

自分では気が付かなくても年齢が重なると、今まで食べられていたものが実は消化不良などを起こしている可能性もあります。

また、姿勢によっても起こりえますので日ごろから姿勢を正すことも症状を改善させることにつながります。

なるべく、就寝前3時間以内の食事は控えた方が望ましいです。