原因

ウイルスや細菌による風邪症状からなる場合、アレルギー性鼻炎からなる場合、カビが原因となる場合、歯が原因の場合など様々な理由で起こることがあります。

鼻の粘膜の炎症やむくみが繰り返されることで長引くことがあり、長く治療をしていくこともあります。

症状

鼻水、鼻づまり、鼻水がくさいと感じる、においが分からなくなる、鼻のまわりから目の辺りの痛み、鼻水が喉にさがってくる後鼻漏、それによる咳が出ることもあります。

治療方法

症状が比較的長く、レントゲンなどで副鼻腔炎の所見がみられた場合、抗生物質による内服加療を行います。

2週間ほど様子を見て、症状が残る場合はマクロライド系抗生物質を使用した少量長期投与療法を行います。

この抗生物質には炎症を抑える働きの他に、免疫系に作用し、細菌の付着を抑制するような効果もあります。

長期間服用しても重篤な副作用が少ないです。

3~6か月治療をしてもよくならない場合は手術療法も含め検討していきます。

日常生活で気をつけること

鼻を強くかんだり、強くすすったりしないことです。

そうすることで、耳の聞こえが悪くなってしまうことがあります。

できるならば生理食塩水による鼻うがいをしても効果的です。

副鼻腔炎の治療中に風邪を引くと症状が強くなる場合があります。風邪を長引かせないことが大切です。