原因
学童期(6~12歳)に多いですが、兄弟のいる子どもや大人もなる病気です。
溶連菌という細菌が原因となります。
合併症にリウマチ熱、急性糸球体腎炎を引き起こすことがあるためしっかり治療をする必要性があります。
症状
のどが痛い、発熱(38~39度)、手足に発疹、舌にイチゴのようなぶつぶつ、頸のリンパ節が腫れる、喉が痛いわりに咳や鼻水が出ない、などがみられます。
治療方法
溶連菌検査(綿棒で喉の粘膜をぬぐい取るだけの簡単な検査です、5分ほどで結果がわかります。)を行い陽性だった場合、抗生物質を飲み、痛み止めや解熱剤を飲みます。
子どもの場合、どんなに調子が良くなっても10日間抗生物質を最後まで飲むことが大切です。
これは、確実に溶連菌を倒し、重大な合併症を引き起こさないようにするためです。
日常生活で気をつけること
溶連菌は咳やくしゃみによって人に移るので家族や兄弟は注意が必要です。
こまめにうがいや手洗いをし、免疫力を落とさないようにお風呂に入ったら早めに寝ましょう。
消化に良い食事をとり、水分をしっかり飲むことも大切です。
抗生物質開始後から24時間以内に他への感染力は消失するとされているため、薬を飲み始めてから1日後からは登園、登校、仕事に行って問題ありません。