原因
風邪などでウイルスや細菌による炎症が声を出す声帯にまで及ぶことで起こります。
また、何らかの理由で大声を出したりすることでも起こります。
声帯の粘膜が腫れたり、声帯に膜が張ったりすることで声が出しづらくなります。
症状
声が出しづらくなります。また痰が絡んだような症状が出ることがよくあります。
治療方法
声帯炎は細菌感染の合併でなることも多く、抗生物質や痰切り、咳止めを使用して経過をみます。
内視鏡で確認し、偽膜といった膜が張っているような所見がみられる場合は短期的にステロイドの内服を使用して経過をみることもあります。
また、大声を出すことは控えていただき、声の安静を心がけます。
日常生活で気をつけること
家庭や仕事などで、大きな声を出すことが多い方もいらっしゃいます。
この病気にかかった際は少し声の出し方に気を付けることが必要です。
また、声が出しにくいからといってひそひそ声でしゃべる方もいらっしゃいますが、できるだけ普段と同じような出し方をする方がいいでしょう。
元の声に戻れなくなってしまうことがあります。